「宅浪しようか迷ってるんだけど、失敗しないかな?」
「宅浪しないほうがいいって聞くけどどうして?」
「やっぱり予備校に通ったほうがいいんだろうか?」
こういった疑問に宅浪経験者が答えます。
本記事の内容
- 宅浪しないほうがいい理由
- 宅浪で成功できる人の特徴
- 予備校に行ったほうがいい理由
この記事を書いている人
・2年間の浪人経験
・宅浪で失敗した
・予備校に通って偏差値を10以上上げた
この記事を読むことで、宅浪をおすすめしない理由、宅浪で成功できる人の特徴、予備校に行った方が良い理由を知ることができます。
この記事は5分程度で読めます。宅浪するか迷っている人はぜひ最後まで読んでみてください。
宅浪しないほうがいい理由
宅浪しないほうがいい理由は失敗しやすいからです。
失敗しやすい理由
- 頑張りにくい
- 孤独
- 状況が掴みにくい
私は宅浪で失敗しました。失敗した一番の理由は頑張れなかったからです。要するにサボってしまいました。宅浪は頑張りにくいです。家にはテレビや漫画、ゲームなどの誘惑があります。実際、少しでも気を緩めると、誘惑に負けてしまいます。
また、宅浪は孤独との戦いでもあります。場合によっては家族以外の誰とも話さない日もでてきます。私は1か月ほど家族以外と話さない時期があり、今思えばうつに近い状態でした。
また、自分の学力や周りとの差などが掴みにくいのも不利な点です。自分が一体どの位置にいるのか把握できなければ、どのような勉強をすればいいかがわかりません。
このように宅浪には不利な点がたくさんあるため、失敗しやすいです。
宅浪で成功できる人
以下の3つを兼ね備えた人は宅浪でも成功できます。ただし、この3つの特徴をすべて持っている人はかなり少ないです。
宅浪して成功できる人はかなり少ないため、宅浪する人は覚悟する必要があります。
宅浪で成功できる人の特徴
- 自己管理できる
- 強い精神力を持っている
- 工夫して勉強できる
自己管理できる
自己管理できる人は宅浪に向いています。
なぜなら、宅浪では受験のすべてを自分で管理する必要があるからです。
勉強する時間、勉強方法、勉強スケジュール、使用するテキスト、などすべてを自分で管理しなければいけません。
中でも一番難しいのは勉強する時間の管理です。 学校や塾・予備校に通っていたときは「勉強する時間」が用意され、勉強する時間をルールのように受け取り、勉強してきました。しかし、まっさらなスケジュールの中で、自分から進んで勉強に向かうことはかなり難しいです。
私が宅浪していた時はなかなか机に向かう気になれずに、勉強する時間を全く管理できていませんでした。どれだけ優れた学習方法を持っていたとしても、ある程度まとまった時間を勉強に費やすことができなければ結果は出ません。私は宅浪で失敗したことで「自分は自己管理できない人間である」ということを学びました。
宅浪で成功するには自己管理できることは必須の条件です。
強い精神力を持っている
宅浪に向いている人のもう一つの特徴は強い精神力を持っていることです。
強い精神力がなければ宅浪という厳しい環境で、1年間を走り抜けることはできません。
例えば、1日10時間勉強すると決めたとします。はじめの何日かは続くかもしれませんが、1年というロングスパンで続けることは難しいです。
私も「やるぞ!」と決めた次の日は長時間勉強することができましたが、時間が経つにつれて、過去の決意は力を失っていきました。そして、いつの間にか、弱い自分がでてきて、アニメや漫画、ゲームなどをしてしまっていました。
このように宅浪で1年間継続して、努力するには強い精神力が必要です。
工夫して勉強できる
宅浪で成功するには工夫して勉強できる必要があります。
なぜなら、宅浪では予備校のように指導者がいないため、自分が自分の指導者にならないといけないからです。
当然、既存の勉強方法が自分に合うとはかぎらないため、自分に合うようにカスタマイズすることが大切です。今の自分に合う勉強法とテキストを選択することは、工夫と失敗を繰り返すことでできるようになっていきます。
私は勉強方法については自分なりに工夫していました。例えば、英語では長文読解問題を解いて、答え合わせをした後に、精読+音読をしていました。精読してから、音読することで、文章構造を感覚的に把握することができるだけでなく、知らなかった単語や文法表現を自分に浸透させることができます。
このように宅浪では指導してくれる人がいないため、自分で勉強方法を工夫する必要があります。
予備校に行ったほうがいい理由
予備校に行ったほうがいい理由は予備校が浪人生にとって最大の受け皿だからです。
3種類の浪人生
- 宅浪で成功でき、予備校でも成功できる
- 宅浪で成功できないが、予備校に通うと成功できる
- 宅浪でも予備校に通っても成功できない
このように宅浪を軸に考えると、3種類の浪人生がいます。
1つ目の「宅浪で成功できる人」は上記で述べた3つの特徴をすべてもっている必要があり、これに当てはまる人はかなり少ないです。
2つ目の「予備校に通えば成功できる」が大半の方に当てはまるかと思います。適切な方法で、努力すれば、ある程度の学力を得ることができます。私は「宅浪でも自分なら成功できる」と、うぬぼれていて失敗しました。しかし、本当は 「予備校に通えば成功できる」 に当てはまっていたんです。
3つ目の「 予備校に通っても成功できない 」は志望校のレベルがその人のポテンシャルに合っていない、予備校というツールを使っても努力できない、適切な方法で勉強できていない、などの理由あります。
いずれの種類の人であったとしても、宅浪するよりは予備校に通ったほうが、受験成功の可能性を上げることができます。
まとめ
今回は宅浪しないほうがいい理由、宅浪で成功する人の特徴、予備校に通ったほうがいい理由についてまとめました。
浪人が成功するかは宅浪するか、予備校に通うか、どちらを選ぶかで大きく変わってきます。私のように宅浪して失敗しないためにも、予備校に通うことをおすすめします。
今回は以上です。